Descrizione
この家具について
典型的なビーダーマイヤー ( Biedermeier )様式を持ち、製作者の技術、計算され尽くしたフォルム、共に文句のつけようのない、
いわゆる優等性的な家具であります。
この形は、オーストリア・ウィーンのものでしょう。製作年代は1825年頃。当時のイタリア半島北部がオーストリア帝国の支配下にあった事を考えれば、制作地をウィーンとし、オーストリア人によってロンバルディアに持ち込まれた後、1859年、オーストリアのロンバルド=ヴェネト王国からの撤退と共にイタリア人の手に渡り、1861年のイタリア王国成立以降、トスカーナ地方まで南下して来た物だろう、という解釈が自然かと思います。実際、これはフィレンツェ在住の御婦人のおじいさんのコレクションの一つであった物で、年代的にも一致します。
ただ、動乱の時期であった19世紀から世界大戦、フィレンツェにはあの、大洪水まであった20世紀の中頃までのイタリアは、おそらくこの家具にとっても受難の時期であったと思われます。
修復には少し手間がかかる物もありましたが、ビーダーマイヤー様式の特質と、椅子としての機能は回復しています。
材質について。全部クルミの木で出来ています。微妙な曲線は、いくつかの板を接いだブロックから手鉋で削り出されています。さらにその表面をクルミの化粧板で覆って、正面、側面の美観を作り出しています。非常に手の込んだ、美しい仕事です。
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ビーダーマイヤー様式って?
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