La Bottega Artistica in Tokyo について
ラ・ボッテーガ・アルティスティカ と読みます。イタリア・トスカーナ地方の小さな街、アンギアーリ( ANGHIARI ) にある同名の工房の、いわば、日本支店です。日本語に訳せば、なんのことはない、“美術工房”といったところでしょうか。
・・・in Tokyo は東京・西品川にあります。もちろん、実際に足を運んでいただければ、大歓迎します。でも、ふらっと立ち寄っていただけるような場所でもないので、先ずはこのサイトで、La Bottega Artistica をバーチャル体験してみて下さい。
アンティーク家具の販売
当工房で販売する家具は、殆どアンギアーリ近辺から持ってきました。修復済みの家具が常に沢山あるというわけにはいきません、仕上がった物を随時売りに出していくことになります。もしかすると、こういった販売形式は、まだ日本では馴染みのないものかも知れません。でもイタリアにおいては、ごく当たり前の事で、アンティーク家具屋が巨大な会社組織である事はあり得ません。なぜなら、修復し、販売する、という事は、孤児を里子に出すようなもので、その子供についてできるだけの情報を識っていなければなりません。単なる商品の受け流しではないからです。
工房の奥には未修復の家具が山積みになっています。これから、彼らの語る歴史を聞き取り、文献化していきます。その文献ごと、里親になって下さる方に提供するわけです。でも、第一印象から修復前の家具を選んでいただくのが、実はアンティーク買いの醍醐味だったりします。購入していただくか否かは別として、とにかく、目に留まった家具があったら、どうかお気軽に、先ずは、どんなことでも質問して下さい。(サイト上のお問い合わせフォーム、もしくはブログサイトでのコメント欄をご利用下さい)
家具修復について
La Bottega Artistica は修復工房として生まれました。修復する家具は、別にアンティークである必要はありません。今日買った家具も50年経てばアンティーク家具です。修復師の仕事が人の営みの足跡を継承することであるならば、その“物”の持つ歴史のどの時期に関与するかはさほど重要なことではありません。ただ、より良く関与しようとする時、いくつかの物については、その分野専門の方に関与していただく方が良いでしょう。例えば、当工房(私)には漆に関する技術がありません。漆塗りの和家具などはご容赦下さい。
その他、骨董市などで未修復(ボロボロ)の木製家具や道具類を見つけた時などにもお気軽にお問い合わせ下さい。こういう物を自分の好みの色や仕上げにカスタマイズするのは、アンティーク家具の楽しみ方の一つでもあります。